投資による資産運用のみで生計を立てている方の職業とは何でしょうか。
公式には無職にあたるのか、もしくはニートと同様の扱いになるのでしょうか。
投資家のことを「ネオニート」と表現する場合もあり、周りから見るとニートと似ていますが実態はかなり異なる生活を送っている方も多く存在します。
投資家の職業は何に当てはまるのか、ということについて解説するとともに、投資家は最強の職業であることについても解説します。
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ぜひ最後まで見ていってください。
目次
投資家の職業とは？
投資家として活動している方々の職業といえば、何が適切でしょうか。
一言で投資家と言っても、投資と資産運用などだけで生計を立てている専業投資家と、
元々本業があって、副業として投資をしている兼業投資家とでは、大きく生活および立場が異なります。
専業投資家と兼業投資家のそれぞれのケースに分けて、職業の適切な表現方法について紹介をします。
兼業投資家の場合は本業が職業
投資活動とは別に他の仕事をこなしている、兼業投資家の場合は、本業でこなしている仕事の方が職業としてみなされることが多いです。
兼業投資家の中には、本業よりも副業である投資活動での収入の方が高額になっている方も少なからずいますが、
それでも公式の職業といえば、投資活動以外の仕事の方を指すケースがほとんどです。
投資家という公式の職業名は存在しないことと、本業で行っている仕事の方を職業とした方が社会的な評価も高いことなどから、
兼業投資家の方は投資活動の方が収入が多かったとしても、本業の方の仕事を職業として扱うケースがほとんどです。
専業投資家の場合は、公式には「無職」
投資活動のみで生計を立てている、専業投資家の場合は、公式には「無職」と取り扱われることが大半です。
例えば、日常生活の中で他人から職業を聞かれるような場面では、投資家と答えることは問題ないと思いますが、
確定申告書などに記載をする際には、投資家という分類は認められていないので、無職と記載することになります。
マンションのオーナーとなって賃貸経営をする等、不動産関連の投資をしている場合は、不動産業として職業を名乗ることも可能ですが、
純粋に株式投資やFXなどの証券系の投資しかしていない専業投資家は無職とするほかありません。
ネオニートとは
自宅にこもって投資活動をする投資家を、「ネオニート」と表現されることが多くなってきました。
ニートとは、働ける能力と年齢である方が、自宅にこもって仕事をせず生活している方のことを指しますが、
ネオニートとはニートのように自宅にこもるものの、インターネットをメインに利用して様々な仕事や資産運用をこなす方のことを指します。
ニートと聞くと後ろ向きな雰囲気がありますが、ネオニートは積極的にお金を稼ぐために活動しており、似て非なる性質を持っています。
自宅にこもり収入を得る
ネオニートの方々は一日のほとんどの時間を自宅で過ごします。
近年はインターネットが非常に普及しているので、ネット環境があればどこでも仕事ができる状況になっています。
ネオニートの方々は、自宅にこもりっきりのことがほとんどのため周りから印象良く見られないことも少なくありませんが、しっかりと仕事や資産運用をして、自分の生活を自分で支えているので、一般的なニートとは根本的に違う部類といえます。
ネオニートの収入源とは
ネオニートの方の収入源とはどんなものでしょうか。
専業投資家の方もネオニートに含まれるケースが多いので、投資や資産運用による収入があげられます。
他には、インターネットを活用した仕事がメインになります。
例えば、youtubeなどの動画サイトでの広告収入や、アフィリエイトによる収入、ブログライターとしての執筆活動によって得られる収入などが考えられます。
専業投資家の方は、投資活動だけで生計を立てている方ももちろんいますが、多くの方が他のネットによる仕事をこなしながら収入を補填しているといわれています。
専業投資家(ネオニート)として生きていくために
専業投資家として、投資や資産運用で得られる収入だけで生活していくためには、いくつかの覚悟しておくべき事柄があります。
一般的なサラリーマンや個人事業主とは違う生活を送ることになるので、様々なケースで影響があります。
専業投資家として生活すると決める前に、生活上でどんな影響があるのかをしっかりと理解し、後で後悔しないようにしておくことが重要です。
社会からかいりすることの覚悟
専業投資家として生活するとなると、一般社会からは離れた世界で生活することになります。
特に、35～40歳になるころに、正社員の経験のないネオニートの方が、一念発起して企業に就職して正社員になりたいと思っても、まず雇用される可能性は低いと考えるべきです。
採用する側としては、十数年ニートに近い生活をしてきた中年の人材を雇いたいと考えられるケースはほぼないと思って間違いありません。
一般的な会社員としての生活を送ることは難しく、一般社会から乖離した生活を送ることになる覚悟が必要になります。
プロの投資スキルを身に付ける
専業投資家の収入源は、投資によって得られる利益です。
いかにプロで経験豊富な投資家といっても、常に利益をコンスタントに稼いでいるわけではありません。
株式市場や外国為替市場は常に変動していて、プロのトレーダーでも予想できない不測の相場情勢になるケースも少なからずあります。
安定した収入を得るためには、プロ投資家としてのスキルを身に付ける必要がある、ということを覚悟しておくべきです。
ここぞというときには大きく稼ぎ、損失ができてもメンタルを一定に保ち続ける。
そして、他の資産運用に資金を回して収入の安定性を高めるという流れがおすすめです。
社会的信頼は低い
専業投資家の方の社会的な信頼度はどうしても高くできません。
社会的信頼度の低さが最も影響するのが、住宅ローンやカードローンなどの手続きをするときです。
会社員の場合は、本人の手持ちの資金が少なくても、会社の規模や財務的信頼度によって住宅ローン審査に通り、高額の借り入れを受けられるということがあります。
これに対し、専業投資家は公的には無職であるため、住宅ローンの審査通過は大変難しいことを覚悟しておくべきです。
専業投資家は最強？
投資家は最強の職業と言われることが多いですが、控えめに言ってその通りでしょう。
専業投資家として生活する際の覚悟や注意点を紹介しましたが、それでも専業投資家として大成功を収めている方が世間にはたくさんいます。
専業投資家として生活することにはたくさんのメリットがあります。
人によっては、会社員としてコツコツと給料を稼いでいくよりも、専業投資家のような生活が向いているケースも十分に考えられます。
専業投資家のメリット
専業投資家として生活するメリットとしては、やはり自由であることがあげられます。
投資は、例えば株式投資のように午前9時から午後3時に市場がオープンするなど決まった時間があるので、ある程度の時間制約がないこともありません。
しかし、毎日その時間でトレードをする必要はありませんし、気分が乗らないといった理由でトレードをしないという選択肢もためらいなく取れます。
しかも最近はFXのように24時間トレードの機会が開かれている投資商品もあるので、自分の好きなタイミングでトレードをすることができます。
また、専業投資家として投資作業を繰り返していると、自然と経済についての知識がついてきます。
株式投資を成功させる際には投資先の会社の情報を得る機会が多く、経済に関する様々な情報が自然と集まってきます。
自然と知識が蓄積されていき、場合によっては会社員の方よりも経済界に強くなっているケースも十分にあり得ます。
さらに、個人投資家には失業や定年という概念がありません。
雇用されているわけでもなく、市場はだれにでも平等に開かれているので、失業するという概念自体が存在しません。
会社員のように60歳で定年といったことも専業投資家にはもちろんありません。
本人の意向次第で、何歳になっても継続して臨むことが可能です。
「商売人」としての嗅覚を発揮
専業投資家に向いている人といえば、「商売人」としての能力です。
株式投資やFXでトレードをする際には、市場の動向を見極める嗅覚があると非常に有利です。
また、投資活動以外にも、インターネットを活用した資産形成手段はたくさん用意されています。
儲けられると思った手法に対して積極的に動ける、機動力のある商売人がネオニートに向いているといえます。
まとめ
専業投資家は、公式には無職といわざるを得ず、一般的な社会生活から離れ、社会的な信頼度も低いことは否定できません。
しかし、専業投資家ならではの自由度は大変魅力です。
才覚を発揮して、しっかりと生活をしている最強の専業投資家もたくさんいるのも事実です。
自分に合った生活が何なのかを考えて、専業投資家を目指す場合は相応の覚悟をもって臨めば、自由でやりがいのある生活が得られるかもしれません。
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